LOADING

呪術廻戦

INTERVIEWインタビュー

INTERVIEW 「懐玉・玉折」オフィシャルインタビュー Vol.6 灰原 雄 役:梶原岳人

ーー「懐玉・玉折」原作コミックや、シナリオを読まれたときの印象を教えてください。
梶原:第1期よりもシリアスで、本当に息つく暇もないほど色々な展開が繰り広げられているように感じました。誰かが追い詰められていたり、心が破れそうになっていたりしていて、続きを見たいんだけど見たくないような気持ちになりました。そのくらい、胸が締め付けられるシーンが多かった印象があります。

ーーその中で、灰原 雄を演じてみていかがでしたか?
梶原:原作でも登場シーンがあまり多くなく、正直ものすごく難しいと思ったんです。彼のパーソナリティを掘り下げていく上で、ヒントとなるところが、彼自身からというより、周りの人を通して、ということが結構多かったんです。夏油 傑さんもそうですし、七海建人さんもそうですね。
彼が出るシーンだけを見ていても難しいところもあるから、先々まで見て、彼の存在が、周りの人にどのような影響を及ぼしていたんだろうと考えていきました。たとえば夏油さんが離反するシーンでも、灰原が言っていたセリフを言っていたりするので、そこからどういう関係性だったのかを想像していったり。描かれていないけど、あの夏油さんがちょっとでも心を開いていた存在だったのかな?とか思ったり、本当に親しみやすい人間で、懐に入るのもうまかったんだろうなとか、想像で補完をしながら演じていったんですが、とてもやりがいがあったなと思いました。

ーーディレクションなどはあったのでしょうか?
梶原:一貫して言われていたのは、とにかく明るくいてほしいということでした。どこか根拠のない明るさを大事にしたいと。だから、アニメを見てくださった方々、そして作中の関わっていく人物たちが「こいつからはプラスのエネルギーをもらえるな!」とか「こいつにはいなくなってほしくないな」と思える存在にしていこうと思いました。視聴者だけでなく、登場人物に対しても、死んでしまったら心に傷が残ってしまうような存在でいたいなと思いながら収録に臨んでいました。

ーー「懐玉・玉折」の見どころや印象的なシーンを教えてください。
梶原:天内理子さんが夏油さんの前で本音を漏らしながら涙を流すシーンがあるんですけど、ちょうど一緒に録れたんです。彼女が抑えていた心の内を吐き出していくシーンだったから、すごく印象的で、永瀬アンナさんのお芝居もすごく素敵だと思ったんですよね。だからそこのシーンがどんな映像になるんだろうと、楽しみにしています。

ーー好きなキャラクターや気になるキャラクターはいますか?
梶原:いろいろいるんですけど、シーンとして好きだったのが『劇場版 呪術廻戦 0』で夏油さんと乙骨憂太さんが戦っているところで、乙骨さんが「失礼だな 純愛だよ」と最後に言うところが最高にカッコいいなと思いました。あそこはシビレましたね。あれでグッときたので乙骨さんは好きです。
それと狗巻 棘さんもめちゃめちゃ好きなキャラクターで、おにぎりの具で会話するのもかわいいし、劇場版での見えない優しさがあったことがわかるところも本当に良くて、素敵なキャラクターだと思っています。そして七海さんと夏油さんも、今回のストーリーを通して最高に大好きになりました。

ーーでは最後に、放送へ向けての意気込みと視聴者へのメッセージをお願いします。
梶原:登場話数は少ないんですけど、彼自身は、たくさんの人の生き方、生きる選択に影響を与えたキャラクターだと思っています。そういった役どころを任せていただけたことがすごく嬉しかったので、自分も一ファンとして楽しみにしていますけど、皆さんも彼の生き様を、目と耳と心に焼き付けていただけると嬉しいなと思っています。

BACK